それなりにピアノが弾けるようになりたい場合、
バッハは避けては通れない作曲家です。
バッハはバロック時代(17世紀〜18世紀初頭)を代表するバロック時代後期の作曲家で、小学校の音楽の授業でも『音楽の父』と習う程、一般的な知名度も高いですね。
基本的に現代ピアノでは、初期段階は右手メロディー、左手伴奏、という典型的なフォームが多く、徐々にポリフォニー(多声音楽)と呼ばれる、バロック時代を代表する作曲法でできた曲をピアノで弾くようになります。
このポリフォニーを弾くに当たって、一番ダメ、というかつまらない弾き方は、ただ単に楽譜通りに音を弾いていくこと。
ポリフォニーを弾くなら、
◉最低限の曲の分析(テーマやモチーフ)
◉フレージング
この2点が分からないと、弾いていても、聴いていも、平べったい印象になってしまい、魅力が1ミリも引き出せません。
更に言及すると、この二つ、特にフレージングを意識すると、難易度が低いとされているメヌエットなどの小曲も、いきなり難易度が上がります。
以上のことから、幼少の頃からピアノを習っていても、バッハのインベンションに辿り着く前に辞めてしまうケースは少なくありません。(もったいない…)
ポリフォニーに早い段階で触れておくことはとても大事。
右手メイン、左手なんとなく伴奏、の奏法では絶対に対処できないからです。
(ま、元々もっと左手のパートの脳内意識を高めるべきですが…)
そこでお勧めなのが、こちら、プレインベンション。
このプレインベンションはプレ(=前)、インベンション(=バッハのインベンションシリーズ)の意味があり、バッハのインべンションを始める前に弾いておくといいよ〜という本です。様々な作曲家の小曲が盛り沢山です。
この本は、1番からではなく、後方ページにある、お勧めの順に沿って弾いていきます。
個人的には、スラーやスタッカトーなどのフレージングについては、チェンバロ的解釈を入れてお洒落にするため、多少の修正を入れることも多々ありますが、
フーガなどもちょこちょこ入っているため、バロック音楽入門としてはとても良い教材です。(大人にもお勧めです!)
しかし何せ掲載されている曲数が多いため、全部は弾かせません。
お勧めの曲については、次の記事で紹介したいと思います。
Haruna.